[お知らせ]サークル誌創刊第1号増刷のお知らせ


お知らせ
業務連絡ですみません。
文章もコピペですみません。

あちらのうさこいの1号のお嫁さん増えました。
もし、待っていらっしゃる方がこちらにお見えでしたら宜しくお願い申し上げます。

脳内小劇場。

「お嫁さーん」
「えっ? り、李翔さん?」
「きちゃった」
「李翔さん、どうしてこんなとこまで…」
「だって、ゆーりんに会いたかったんだもん」
「もーっ!(赤面)」ポカポカ!
「あはは」
――ってな具合でお迎えくださいませ。

失礼いたしました

★ 創刊号 初版完売御礼
おかげさまで大勢の方にお嫁さまご所望いただきましたおかげさまで9月10日の時点で自家通販分の予定数が終了しました。
(10月のイベント分は予定数確保してありますのでご安心下さい)
早々に初版・自家頒布予定数分に達してしまい、 ショップカートでご注文できない皆様、大変申し訳ございませんでした。 たくさんの方々からこのようにご予約いただけて驚きとサークルメンバー一同大変うれしく思っております。

★創刊第1号 増刷(第2版)予約再開のご案内
改めまして「狼と兎の恋綴り」創刊第1号増刷の手配をいたしましたのでご案内申し上げます。
増刷分は10月初旬に印刷がアップしてくる予定のため、初版より少し遅れてのお届けになる可能性がありますがご容赦ください。
※なお、増刷分は初版特典のポストカードはつきません、申し訳ありませんがご容赦ください。
(ポストカードもう少し多めに印刷すればよかったのですけど…>_<;本当にゴメンナサイ!!)

ご予約受付再開いたしましたので、よろしければショップカートの方よりご予約いただければ幸いです。

サークルのショップカートよりご予約ください

★カートで「入荷待ち」をクリックして下さった5名のみなさまへ ★
=入荷待ちボタンを押してくださった方を探しております!=
ご入荷待ちボタンを押してくださり、ありがとうございます。熱いご要望しかと受け取りました。
ただ大変申し訳ないことに、どなたさまがクリックしてくださったのかが分かりません(T-T)。
本来ならば優先的にご本の取り置きなどできればよかったのですが、ご対応できず大変申し訳ない気持ちでいっぱいです(カートの方では入荷待ちボタンでご予約希望があることはわかるのですが、どなたがクリックされたかは情報が残らないシステム)。

お手数ですがあらためてカートの方からご予約くださりますようよろしくお願い申し上げます。

以上宜しくお願い申し上げます。

おりざ

*

SS 重陽の高みに


めずらしくノコノコ3連チャン。

某SNSにあげたお話の移植です。
同じお話ですがすみません。

(9月9日夜9時にあがるように予約投稿です)

【夫婦設定】【原作沿い】
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SS 重陽の高みに
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九月九日といえば五節句の一つ、重陽の節句。
一月七日の人日(じんじつ)、三月三日の上巳(じょうし)、五月五日の端午(たんご)、七月七日の七夕(たなばた)、九月九日の重陽(重陽)の節日(せちにち)に避邪(ひじゃ)の行事が行われたことが元で節会(せちえ)を催すのが宮中での年中行事のならいであった。

前夜から菊の着綿(きせわた)の行事に引き続き、長寿を願い邪気を祓う菊の花びらを浮かべた酒を酌み交わして祝うのが前王まででは常のこと。
ところが孤高の狼陛下と呼ばれる若き王、珀黎翔が王位に就いての数年は国庫の安定、国内平定を優先し、節会の宮中行事は執り行われなかった。

「陛下、畏れながら」
狼陛下の背後から、どよどよとした空気を纏った宰相が声をかけた。

「なんだ」

「そろそろ頃合いかと」

「なんだ、はっきり言え」

「宮中行事、重陽の節会復活を望む声が高まっております」

「…くだらん」
重陽の節句は菊花を愛で酒を飲む雅やかな大宴会がメインで、それは宮中の大臣間がとりしきるのが常であった。

「七月七日の節会、星まつりは優先して復活したこともあり」

「あれは星離宮でのささやかな行事だからな」

周宰相は星離宮の祭祀と浅からぬ縁有り、星まつりは優先して復活したこともあり、他の大臣の希望も取り入れないわけにも行かない。

「お妃様をお迎えになったこれを機に。時に民に息抜きとして、華やかな余興を与えるのも大事では」

「――」

宰相の進言もあり、今年行事が再開することになった。

*

「――めんどくさいよね」
彼は小犬の表情で笑った。

「それって
私は出なくていいってことですか?」

「だって、ゆーりん、つまらないでしょ?」

「でも、それがお仕事なら、面白いとかつまらないとか言ってられませんし」
真面目な夕鈴は、彼を見つめた。

「…やっぱり、必要ないよ」

陛下のきっぱりとした言葉に、夕鈴は内心(正式な宮中行事に、下っ端妃はお呼びじゃないんだ)とちょっぴり肩をおとした。

「君が居て楽しいわけないよ」

(何が楽しいか楽しくないか分かってもいないくせに)

――へーかのバカっ!!

夕鈴はプーっと頬を膨らませた。
「わかりましたっ!」

夕鈴はくるりと後ろを向くと、ツカツカと歩き出す。
「え、ゆーりん?」

「では、わたしはわたしの楽しいとこに参りますっ!」

*

「おやどうした」
老師の部屋にズンズンと歩み入る夕鈴の目はつり上がっている。

「いえっ、べつにっ!」

妃の目から涙がダーッと滴り
一転して彼女はベソベソ泣き出した。

「下っ端妃に御用はないそうですから」

「…ちいと、そこに座ったらどうじゃ?」

老師の差し出すお茶碗を受け取り、夕鈴はボロボロ涙をこぼした。
事情を一通り話すうち彼女の心も少し落ち着いてきた。

「ちゃんとした行事でお役に立てないのは…なんだか悔しいです」

「そうかのう」
張老師はあいまいな受け答えをする。

「もともと五節句の重陽の節句は、貧しい村を覆った疫病の病魔を退治しようと、一人の若者が大仙人の元に訪れ、そこで厳しい修行をし、故郷の民を救ったといういわれからきておるのじゃ」

「そうなんですか」
夕鈴は涙を拭いて
ふうん、とうなづいた。

「再び病魔が村を襲うと予言された日に、その若者は故郷の民と高みに上り、茱萸(しゅうゆ)を皆の身体につけ菊花酒を一口ずつ飲ませる邪気祓いで民を守り、大仙人から与えられた青龍剣をふるい病魔を見事討ち取ったという」

「そうだったんですね」

「今では三日三晩の飲めや歌えやの宴会じゃがな」
老師は笑った。

「陛下が守りたいのは、お前さんじゃないのか?」
「え?」

夕鈴がキョトンとしたその時。

「…っ。陛下!」

「え?」
ぎょっとして後ろを向くと、背後に大きな影が立っていた。

「それで話は終わりか?」
憮然とした狼陛下。
夕鈴はぎくりと硬い表情に戻る。

「…それはもう」
張老師が頭を下げる。

狼陛下はコツコツと近づくと、夕鈴の肩にそっと手を添えた。

「君も十分楽しんだだろうか」

紅い瞳にじっと見つめられて、
夕鈴は気まずそうにコクとうなづいた。

「では、行こう」

ヒョイと妃を抱え上げると、陛下は何事もなかったように歩き出す。

「ええつ? なんですかっ!
ちょ、ちょっとへーか! どこ行くんです」

「…高みに、でも」

「へ?」
夕鈴は思いもよらぬ返答にキョトンとする。

「老師」
「は!」

ピリっとした緊張感が走る。

「…ご苦労」

コツコツと
足音は一直線に廊下を遠ざかった

*

SS 秋日


朝晩ひんやりしてきました。
秋は一番好きな季節です。

最近お漬物が美味しいなあと思います。
発酵食品万歳。

さて
10月1日
「狼×嫁(うさこい)倶楽部」のサークル誌「狼と兎の恋綴り」創刊第一号
ずいぶん先のことだと思っていましたが、あれよあれよと日が進み
とくに印刷所さんからもトラブルの問合せもないので大丈夫、
もうすぐ手に取れるはず、とドキドキするわけでございます。

サークル公式ブログの方でご紹介しております
http://usakoikurabu12.blog.fc2.com/

頒布班によるご予約受付もはじまりました
残部ずいぶん僅かとなっているようですがまだあるようです。
頒布のイベント班、10月は東西で活躍してくださるそうです

大変有難いことに、あいのりで個人誌も扱っていただくことになっております。
4年越しの古漬けのような本です(笑

ついでに短いお話
昨日某国SNSにあげた短編の移植です
よろしければどうぞ。

【夫婦設定】【原作沿い】
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SS 秋日
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暑い日がいつまで続くのかと思っていたのに、いつのまにか空が高い。

「こんな日は思いっきりお洗濯できたら幸せなのに」
夕鈴はつぶやいた。

ひやっとした水。気持ちいいだろうな。
ごしごしこすって、パーンと伸ばして
物干しを竿に掛ければ、青空に旗めく衣類
きっと身も心も晴れ晴れするだろう。

――寝具や食卓の布巾は糊をきかせてパリッと仕上げたいわね
――青慎も背が随分伸びたから…父さんのおフルほどいて仕立てなおしたら着られるかしら?
――この際、居間の敷き物も!

夕鈴の脳裏には
質素で、小さい古びた家のあちこちが
鮮明に浮かんだ。

じわ、と涙がにじんだ。

「ゆーりん。なに考えてるの?」

ハッと気が付くと、目の前に陛下!

――もう、どうしてこういつも、気配を消して現れるのかしら。

「いえっ? なにも」

陛下は紅い目を細めて、すうっと指先で夕鈴の目じりをぬぐう。

夕鈴は顔を赤らめた。

「それは、悲しいこと?」

彼が優しく手を広げた。

夕鈴は、ポフっとその腕の中に納まり
彼の背中に手を回すとギュッと抱きしめた。

「――いいえ」

「ほんと?」

陛下がやさしく背中をさする。
温かい掌の温もりに夕鈴はますます涙がにじみそうだった。

「いいえ」

「そっか。それならいい…」

「へーか。あの、もうちょっとだけ。このままでいいですか?」

幸せなのに、どうして涙が出るのかなと思いながら
夕鈴はすっぽり彼の腕の中に納まったまま
静かに泣いた、秋の日。

*

SS お客さん


こんにちは。

久しぶりにSS書こうとパソコンのフォルダーをのぞいたら
4月に1本書いた本当に短いSSが――

某国SNSのMさまのイラストに触発されて書いたものでした。

元となったのは、浩大の素敵絵で
胡坐を組んだ彼が、なにかの気配に気づく瞬間の、
ちょっぴり鋭い目つきがたまらない一枚でした。

というわけで、短いSSを。

【いつもの浩大】
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SS お客さん
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「・・・あぁ またお客さんか」

軽口を叩く彼は
あくまでも自然体だ。

胡坐をかいたまま音もなく
軽く肩を揺すり上体を起こす。

瞬きをしない彼の眼。

もし、客人に挨拶の時間が与えらたのであれば
鋭利な刃物のように切れ味鋭く暗い光を放つ無機質な浩大の視線に
ゾッと凍り付いたことだろう。

…だが、そんな猶予は微塵も与えられなかった。

「…まぁったく。
無粋なお客さんだっつーの」

「客」は音もなく膝から崩れ落ち、泥に頬を擦り付ける

「静かにしてくれよ、な」

…客の耳にはもう何も聞こえていない。

ざあっと樹冠を舐めるように強い風が拭きぬけ梢がゆれ
一瞬止んだ小鳥のさえずりが再び戻る。

定位置にストンと腰をおろした浩大は
スンと小さく鼻をすすりあげ、大きく伸びをする。

後宮の奥深く、誰も立ち入らないこの一角。

時折、ちちち…と微かにさえずる小鳥の声と
梢のざわめき以外は何も聞こえない。

見事な朱瓦の波うつ軒ごしの風景はいつもの通り。

瓦のように真っ赤な顔の妻を膝上に束縛し
この世で一番の幸せに包まれている主の姿を視認すると

彼は軽く目を閉じ、
再び気配を断ち世界に溶け込んでいくのだった。

(おしまい)

*